虫姫さまふたり ラーサ戦の妄想
7月の頭に、虫姫さまふたりのウルトラモードをデフォルト設定でクリアしました。
ニコニコに動画を挙げておりますので、興味がある方はどうぞ。
このブログの一番下にもリンクを載せておきます。
攻略を開始したのは、8000万エブリ設定でクリアしてから直ぐだったので、実に1年近く挑戦を続けていたことになります。
プレイしていく中で何度も心が折れかけましたが、クリアできて嬉しいです。
折れずに続けることができた理由は、色々と考え付きますが、「虫姫さまふたり」というゲームが好き、という根元があったからだと思います。
この記事では、特に好きなシーンである、ラーサの最終形態について書いていきます。
先に断っておきますが、この記事は攻略に役立つ情報を載せているのではなく、ただ私の妄想を垂れ流したものです。
読み進める場合は、その点をご了承ください。
◎ラーサ最終形態の攻撃
何とも形容しがたい弾幕です。
最終形態に移行すると、ラーサへ向かって光る渦巻き状の弾源が発生し、そこから2重の渦巻き弾幕が放たれます。
しかもこれだけではなく、よくみると小さい炎弾が真下に撃たれています。
人間に避け切りは不可能でしょう。
さて、ここで注目してほしいのは、ラーサに向かって伸びている、光る弾源です。
これ、よく見るとレヴィセンスなんです。
◎レヴィセンス
レヴィセンスとは、前作の虫姫さまで密接にストーリーに絡んでくる概念です。
よく見ると甲獣(本シリーズに登場する虫の総称です)の羽から出てきている丸っこいアレですね。
◎←こんなやつ
甲獣が持つパワーの源であり、これによって空を飛んだり、弾幕を張って攻撃しているらしいです。
そしてこのレヴィセンス、レコを除く人間にとっては猛毒です。
前作でレコが森に試練を受けに行ったり、今作でラーサがパルムを使ってレコをおびき出そうとしたのも、このレヴィセンスのせいなんですね。
詳しく知りたい方はストーリーを調べてみて下さい。
ラーサ自身にとって猛毒であり、息子であるアキの(間接的ですが)死因の一つでもあるレヴィセンスを用いて最後の攻撃を仕掛けてくる図というのは、プレイヤーとして中々燃えるものがあります。
ラーサ最終形態というのは、何が何でもレコとパルムをこの場で葬り去ってやろう、というラーサの捨て身の攻撃であり、怨念が伺える一幕なわけです。
ただ、ここでちょっと疑問があります。
このレヴィセンスはどこから来たのでしょう?
レヴィセンスは甲獣のみが持つ力です。
ラーサが従えている恐獣や、2面に出てくる海獣はレヴィセンスを持ちません。
その代わりに、アヒルの足のような形で現れる力を持っています。
パルムもこの力を使っています。
その答えも考えてみました。
本作の最終ステージである5面は、ラーサの本拠地である神殿が舞台です。
そしてどうやら、ゲーム中には登場しませんが、甲獣たちも攻めてきているようです。
悲しいことに今は削除されてしまいましたが、公式のステージ紹介で記述があります。(パルムのセリフ)
神殿に攻めてきて倒れた甲獣たちの死骸から、このレヴィセンスをかき集めているのではないでしょうか。
ラーサのラストスタンドとしてレヴィセンスは使用されてしまいますが、それ以外にもレヴィセンスが使用されているシーンがあります。
ラーサ戦でボムを撃ったとき、また被弾時に発生するバリアです。
レヴィセンスがラーサを取り巻くように発生し、ダメージを遮断します。
・・・あれ?レヴィセンス毒とか言われておきながら、いいように利用されていない?と思ったあなた。
私も一瞬そう思いましたが、レヴィセンスがバリアとして機能する理由をしっかりと考えました。
◎レヴィセンスはラーサのバリアを妨害している説
前作の虫姫さまウルトラモードにおける真ボスであるアキ&アッカは、こちらの無敵に対してバリアを張ってきます。
このバリアはこちらの攻撃を遮断するだけでなく、バリアに攻撃が当たると、128wayの超高速の撃ち返しが放たれます。
アキの母親であるラーサにも同じこと、もしくはそれ以上のことができてもおかしくないのでは・・・?
ボムバリアを張っているときの写真をよく見ると、ラーサの周囲に8個の光源が出現しています。
これ、開幕攻撃で出てくるラーサのオプションではないでしょうか。
そしてそれらを丸ごと包み込むようにレヴィセンスが展開されています。
つまり、以下のことが考えられます。
ラーサも真アキのような(もしかしたらそれ以上の)トンデモなバリアを張ってきている。
しかし、レヴィセンスによってこちらの攻撃が遮断されているため、バリアのカウンター機能が妨害されている。
ラーサを守っているように見えるレヴィセンスは、実はプレイヤーを守っていたのかもしれません。
真アキ以上、というと256wayの撃ち返しとかでしょうか?
考えたくもないですね。
◎終わりに
STGのストーリーや設定は作中で細かく述べられることは少なく、この虫姫さまふたりも例外ではありません。
しかしそれは、作品を受け取る側が色々と想像を働かせる余地がある、広がりのある世界観を生むことに繋がります。
上記の考えが正しいかどうかは分かりませんが、きっと真偽に価値は無いのでしょう。
虫姫さまふたりは、ウルトラがクリアできるからといってオリジナルやマニアックが簡単にクリアできるわけではない、という絶妙な難易度調整がなされている作品だと思います。
初心者から上級者まで楽しめる作品だと思いますので、興味がある方はぜひぜひ遊んでみてはいかがでしょうか。
ただ、ウルトラはデフォでやるもんじゃないと思う。
☟デフォALLの動画です。よければどうぞ。